翠華&文香の歴史探訪〜防府・下関・山口

昨年末の長州路。
神戸から車で🚗の長旅は、朝4時出発!

防府天満宮。
参道石段の途中にある大専坊は禁門の変へと兵を進めようとしていた来島又兵衛とそれを止めようとした高杉晋作が激論を交わしたところだそうです。
時間がないので、中には入れませんでした💧
続いて毛利博物館、毛利氏庭園へ。
こちらは、年末休園期間で中に入れず…🥲
車を停めて入れるところまで行き、写真をパチリパチリ📷
続いて、高杉晋作のゆかりの地である下関へ🚗
お昼ご飯を唐戸市場で❗️と、いう考えは虚しく長蛇の列を見て撃沈😭
市場の雰囲気だけ楽しみました💡
気を取り直して、唐戸市場の近くにある赤間神宮参拝。
私は中学生の頃、親との旅行で行ったことがあり、その際、赤間石の硯を買ってもらいました。その話を生徒さんにしたところ、〝買ってきて下さい〟と頼まれたものの結構お高いものしか見つけられず…泣く泣く見送り💧
更に気持ちを切り替えてー
高杉晋作のゆかりの地へ🚗

まずは、高杉晋作終焉の地を訪ねて、お参り。
高杉晋作は、第二次長州征伐で幕府軍と闘ったあと体調が悪化したため、1866年秋に愛人おうのに看病されながら療養生活に入りました。翌年春先から病状は重篤となり、4月14日に大政奉還を見ずしてこの地で数え年27歳という若さで亡くなりました。
死の直前、晋作は「おもしろきこともなき世をおもしろく」という句を書き残し、晋作をかくまっていた幕末の女流歌人・野村望東尼(のむらもとに)が「すみなすものは心なりけり」と下の句を詠んだと言われています。
「もともと面白くも何ともない《この世》を面白く生きるのは心の在りよう次第」という事なのでしょう。
次に、高杉晋作の像があるという日和山公園へ。 
関門海峡を見下ろすように立っている、備前焼の高杉晋作像です。
以前は、銅でできた像だったのが、戦争による金属回収で取り壊されたので、二度とそんなことがないように焼き物になったのだそうです。
続いて功山寺。
幕末の1863年 、8月18日の政変で失脚した尊王攘夷派の7人の公家が、京都を追放され長州藩へ落ち延びて来ましたが、そのうち三条実美など5名がこの寺に滞在しました。
そして1865年12月15日に、長州藩士で藩政改革を唱える高杉晋作は功山寺に潜居していた三条実美ら5卿に蜂起の決意を述べ、石川小五郎率いる遊撃隊と伊藤俊輔が指導する力士隊との合わせて約80名で下関新地の萩本藩会所を襲撃しました。
この決起で長州藩内の倒幕派は勢いを取り戻し各所で勢力を増やして萩城へ攻め上り、藩内の江戸幕府恭順派を倒し、討幕維新へと突き進んでいきます。

高杉晋作は、寺に潜居していた三条実美ら5卿に『これより長州男児の肝っ玉をご覧に入れ申す』と決起表明し、馬上の高杉晋作は雪中を駈け抜けたんだそうです。
騎馬像が境内にあります。
こちらは、回天義挙碑

境内に名水もありました。
高杉晋作始め、諸隊士も、この名水を愛飲して挙兵の成功を祈ったそうです。
最近では、第87~89代総理大臣小泉純一郎氏が平成18年8月4日に功山寺を訪問され、この名水をおいしそうに飲まれたとのこと。
『いまもこの名水は絶えることなく、歴史の証人として、又生命の水として、参詣に訪れる多くの人々に飲まれています。』と説明板に書かれています。
なんだか感慨深いです。

このあと、湯田温泉に泊まった私達は、翌朝
山口市の国宝瑠璃光寺へ。
(湯田温泉で頂いた美味しいフグ料理等は、グルメ編でご紹介します。)
香山公園の中にある瑠璃光寺五重塔の美しさは日本三名塔の一つに数えられ、室町中期における最も秀でた建造物と評されています。
ちなみに、日本三名塔の他2基は、奈良県の法隆寺と京都府の醍醐寺にある五重塔です。
こちらの枕流亭も香山公園内にあります。
幕末薩長連合を推進するために、1867年9月薩摩藩の重臣小松帯刀、西郷隆盛らが山口にやって来た時に、枕流亭の2階で、木戸孝允や広沢真臣らと会見し、幕府を倒す連合討幕軍の結成を誓ったそうです。このたてものはその後2,3度移築され近年修理されてこの地に移されました。
さすが山口は、幕末維新のゆかりの地だらけ✨
山口市内で最後に立ち寄ったのは木戸神社。
祭神を木戸孝允(桂小五郎)に持つ神社です。 
木戸孝允は萩に生まれ、幕末には京都や江戸で国事に活躍したのですが、常に藩論を指導し討幕の策を練り、薩長連合を図って明治新政府樹立の大きな力となりました。 のちに内閣顧問を初め多くの要職について内外の政務に参与しましたが、明治十年に京都のおいて45才で病没しました。 
その際、孝允が死の床で「山口の木戸家の旧宅・田畑・山林を地元に寄付し、師弟の学資に充当すること」と遺言し、これに感謝した人々によって、木戸神社が創建されたんだそうです。

(木戸孝允については、さらに調べていく予定です。)

この後、萩往還を経て萩へ🚗続く…

samurai soul

書道好きで歴史好きな 女流書家2名によるサイトです。 武将の屈する事ない強い意志と穢れなき心を 勢いある雄勁な筆運びで書道で表現! 武将ゆかりの地へ実際に足を運んだ道中記など 侍魂ワールドへようこそ。

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